女声を頭で考える。
感覚で習得すべきものを敢えて頭で考えてみます。とか言いつつただの戯言だったりします。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
最近よく思うのが、飛びぬけて可愛い女声を出している放送主だったり投稿者が、
若年層に集中しているように思う。
・・・若さだろうか。
勿論、若い練習者の皆が皆、かわいい女声というわけでもないが。
一般的に、「若い女の子の声」と「いい歳した女の声」をイメージして
どちらが可愛い声かと問われればそれは「若い女の子の声」だろうが、
なんとも腑に落ちない。女声研究者として。
女声の生放送とかでよく、"地声の単純な音域"と"女声"とを比較している場面を見受ける。
地声は低いけど、かわいい女声だせるよ!っていう事なんだろうが、比較する要素が
足らない気がする。
僕が比較するべきだと思っているのは、"声の年齢"。
流石にフォルマントを比較しろとまでは言えないし出来ないけど、
聞いて感じる地声の年齢って結構重要だと思う。
(とはいえ、地声っていっても放送で流れてるものしか分からないし、
自己申告以外で判断できないけど・・・)
何が言いたいかというと、若い人間が若い人間の声を出す事は、
いい歳した人間が若い人間の声を出す事よりも容易だということ。
つまり、冒頭で書いた嫉妬は、「若さでは優れてるけど、大した技術はないんだよね」って事。
一応釈明するが、別に若年層の女声練習者さん方を非難や批判をしているわけではなく、
ただの意見や主張として捉えて欲しい。
実際、僕自身若くてかわいい女声は大好きだし、よくそういう放送に顔を出している。
かわいいってのは、ほんと正義だと思う。悲しいけどね。
以降は雑記。
ここ数ヶ月、ていうか半年ほど女声の練習を絶っていた。
理由は単純で、辛いっていう。
練習初期の頃の、自分の声が劇的に変化した時期は楽しかった。
裏声を鍛えるなんて事自体、頭に無かったし、何か色々新鮮だった。
だが、「女の声が出る」以上に進めない。女の声で喋る部分が辛い。
抑揚をつける上で必要な音域が足らないのだ。
喋りの練習もあまり出来ていない。
喋りの練習くらいなら家で気軽に出来ると思っていたが、そうでもなかった。
響くのだ。女声は地声より。
家族に聞かれるのは避けなければいけない。27の独身男が自室に篭って変な声だしてたりしたら
流石に親は心配するだろう。既に聞かれている可能性も十分あるが。
カラオケボックスでは、喋る練習をせず歌の練習をしている。
というかカラオケボックスで喋る練習をするのは気が引ける。
室内の声は、意外に外に漏れている。
歌を聴かれるのはまだいい。しかしセリフを聞かれるのは色々まずい。
例えば、ボックス隣の部屋からきたねぇシャウトが聞こえるのはまだよくある光景だが、
ボックス隣から謎のセリフやら喘ぎ声やらキレ芸の練習やら聞こえてきたら流石にひくだろう。
そんなこんなで、2012年8月過ぎた現在、また練習を始めている。
きっかけはある生放送だった。
数ヶ月前、お世辞にもかわいいとは言えない、というか殆ど裏声のまま喋る事しか出来なかった
練習者の方が、相当な成長をしていた。
僕の感じ方だが、声を響かせる部分が変わっているようだった。
すごく抽象的で申し訳ないが、なんというか鼻の奥のあたりの反響がうまいこといっていた。
男の声のハーモニクスを消した、というよりは、女の声の艶で上書きしたといった感じ。
艶は、より女らしい声を出す上で必要な要素だと思う。
継続して練習してたんだろうなぁ。
僕は素直に感動していた。
常識のある一般人には、他人目に、下らないとか気持ち悪いとか思われるんだろう。
正直なところ僕も、僕を含めて気持ち悪いと思うところはある。
実際に鏡を見ながら女声をだしていると、本当に気持ち悪い。本当に気持ち悪いんだ。
だけど実像さえ見えなければ何ら問題はない。
もっと評価される部分だと思う。特に、ジェンダー的なハンデを跳ね除けたい方々にとっては。
PR
最新記事
感じ方の変化と、単純な時間経過で気付いた事 その3(01/19)
感じ方の変化と、単純な時間経過で気付いた事 その2(01/19)
感じ方の変化と、単純な時間経過で気付いた事 その1(01/19)
リハビリ2。(08/24)
リハビリ。(08/22)