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女声を頭で考える。

感覚で習得すべきものを敢えて頭で考えてみます。とか言いつつただの戯言だったりします。

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最近よく思うのが、飛びぬけて可愛い女声を出している放送主だったり投稿者が、
若年層に集中しているように思う。
・・・若さだろうか。
勿論、若い練習者の皆が皆、かわいい女声というわけでもないが。

一般的に、「若い女の子の声」と「いい歳した女の声」をイメージして
どちらが可愛い声かと問われればそれは「若い女の子の声」だろうが、
なんとも腑に落ちない。女声研究者として。
 
女声の生放送とかでよく、"地声の単純な音域"と"女声"とを比較している場面を見受ける。
地声は低いけど、かわいい女声だせるよ!っていう事なんだろうが、比較する要素が
足らない気がする。
 
僕が比較するべきだと思っているのは、"声の年齢"。
流石にフォルマントを比較しろとまでは言えないし出来ないけど、
聞いて感じる地声の年齢って結構重要だと思う。
(とはいえ、地声っていっても放送で流れてるものしか分からないし、
自己申告以外で判断できないけど・・・)
 
何が言いたいかというと、若い人間が若い人間の声を出す事は、
いい歳した人間が若い人間の声を出す事よりも容易だということ。
つまり、冒頭で書いた嫉妬は、「若さでは優れてるけど、大した技術はないんだよね」って事。
 
一応釈明するが、別に若年層の女声練習者さん方を非難や批判をしているわけではなく、
ただの意見や主張として捉えて欲しい。
実際、僕自身若くてかわいい女声は大好きだし、よくそういう放送に顔を出している。
かわいいってのは、ほんと正義だと思う。悲しいけどね。
 
 
 
 
 
 
 
以降は雑記。
 
ここ数ヶ月、ていうか半年ほど女声の練習を絶っていた。
理由は単純で、辛いっていう。
練習初期の頃の、自分の声が劇的に変化した時期は楽しかった。
裏声を鍛えるなんて事自体、頭に無かったし、何か色々新鮮だった。
だが、「女の声が出る」以上に進めない。女の声で喋る部分が辛い。
抑揚をつける上で必要な音域が足らないのだ。
 
喋りの練習もあまり出来ていない。
喋りの練習くらいなら家で気軽に出来ると思っていたが、そうでもなかった。
響くのだ。女声は地声より。
家族に聞かれるのは避けなければいけない。27の独身男が自室に篭って変な声だしてたりしたら
流石に親は心配するだろう。既に聞かれている可能性も十分あるが。
 
カラオケボックスでは、喋る練習をせず歌の練習をしている。
というかカラオケボックスで喋る練習をするのは気が引ける。
室内の声は、意外に外に漏れている。
歌を聴かれるのはまだいい。しかしセリフを聞かれるのは色々まずい。
例えば、ボックス隣の部屋からきたねぇシャウトが聞こえるのはまだよくある光景だが、
ボックス隣から謎のセリフやら喘ぎ声やらキレ芸の練習やら聞こえてきたら流石にひくだろう。
 
そんなこんなで、2012年8月過ぎた現在、また練習を始めている。
きっかけはある生放送だった。
数ヶ月前、お世辞にもかわいいとは言えない、というか殆ど裏声のまま喋る事しか出来なかった
練習者の方が、相当な成長をしていた。
僕の感じ方だが、声を響かせる部分が変わっているようだった。
すごく抽象的で申し訳ないが、なんというか鼻の奥のあたりの反響がうまいこといっていた。
男の声のハーモニクスを消した、というよりは、女の声の艶で上書きしたといった感じ。
艶は、より女らしい声を出す上で必要な要素だと思う。
継続して練習してたんだろうなぁ。
 
僕は素直に感動していた。
常識のある一般人には、他人目に、下らないとか気持ち悪いとか思われるんだろう。
正直なところ僕も、僕を含めて気持ち悪いと思うところはある。
実際に鏡を見ながら女声をだしていると、本当に気持ち悪い。本当に気持ち悪いんだ。
だけど実像さえ見えなければ何ら問題はない。
 
もっと評価される部分だと思う。特に、ジェンダー的なハンデを跳ね除けたい方々にとっては。

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ニコニコ動画で「女声」で検索をしていると、気になる動画が目に入った。
 
【両声類】地声が低い人のロリ声【説明用】
 
投稿者はじょん氏。
「地声が低い」というのは、声の高低の感じ方は人それぞれだとは思うが、
大まかなイメージとして「より男性らしい」声であると認識している。
「より男性らしい」声から女声へ変化する、という動画であるのだろう。
 
実際に一通り聞いてみた。
 
 
冒頭では、まず地声から。これは低い。この位置から女声に?と少し疑ってしまう。
これはあくまで僕の感じ方だが、動画とかで自分の声を"低い"と豪語している主は、
大概そこまで声が低い事はない。
無理して押し潰した様な、地を這う様な響きなどないような声である事が多い。
しかし、じょん氏の声は低かった。
 
解説に入る前に、少しだけ普段の(恐らく生放送で使っている?)女声。
正直、あまり判別が付かなかった。出している時間が短かったのもあるのかもしれない。
 
それから、解説に入る。全て実践しながらの解説となっている。
普段の表声から裏声にし、さらに裏声の音域を上げて行き、そこから声のポイントをずらす。
ポイントをずらした状態から、今度はしゃべり方をロリっぽくする。
結果論からだが、非常に可愛かった。
俗に言う裏声アプローチ、さらにこの声の低さから、若干男っぽさが残るものだと予想していた。
予想のかなり上を行く結果となった。
 
その後は、アニキ声、アニキ声からのロリ声という具合に続き、5分程度で終了。
 
 
 
何度かリピートしている内に、ある事に気がついた。
どうやって女声を出しているかの解説兼実践の部分だ。
 
①裏声----②高い裏声----③ポイントをずらした高い裏声----④ロリ声
 
大まかに分けるとこうなるが、上図の②と③の間の(「ずらしてってずらしてって・・・」と言っている)部分。
裏声の音を高くし、そこから声のポイントをずらす部分を何度か聞いてみて欲しい。
何というか、段々声が変わっていくというより、声が二転三転しているように聞こえてくる。
 
具体的には、高い裏声から、アニメキャラで例えればCLANNADの一ノ瀬ことみ、もしくは
日常の水上麻衣の様な息漏れが少し多い状態の声に変化。
そこから、少しくぐもった様な・・・というか、声帯を絞った様な声に変化。すごく例え辛い。
最終的に、ロリ声一歩手前(?)の声⇒ようじょになる。
 
変化の経過の途中で、音が低くなっているように感じる部分もあるが、実際低くなっているのか
意識レベルの問題なのか(フォルマントがシフトする関係で音が変化しているように聞こえるのか)
は実際よく分からない。
 
もう少し突き詰めれば何か新しい発見があるかもしれない。
公園の近いバス停などでバスを待っている時。
遊んでいる子供たちの声をよく耳にすることがあるが、声だけを聞くと男の子とも女の子ともとり難く、姿を確認するまでは性別が分からない事が多々ある。
 
女声の練習をするまでは、大して気にもしなかった。子供なんだから声が高くて当然だろう、と。
しかし各所でも言われているように、声の高さだけで女声を作り出す事は難しい。
子供が女性の声を意識して真似ようとしているのならまだ分かるが、万人がそういう訳でもないだろう。
なら何故、男の子の声が女の子の声に聞こえたりするのだろうか。
 
調べる前は結構難しい話になると思っていたが、いざ調べてみると答えはすぐに出た。
「人間を含む哺乳類(もしくはその他生物)において、胎児の体の基本形は女性である」というのだ。
その一言でだいたいの疑問に合点がいった。だからカストラートや変声しない男性の声は女声に聞こえる。女性声優が男の子の声を演じるのも理に適っている。
生物学的に男性は女性より進化しているという話も、それなりに一般的な話らしい。
 
でもそうなってくると、男性の第二次性徴での変化が気になってくる。
これも少し調べてみたが、ネット上での回答はこうだった。
"変声期以前は男女とも頭声主体で発声する人が大半だが、男性の場合は第二次性徴期に声帯周辺の筋群の均衡が急変し、胸声主体の発声を強いられることになる。"
言っている事はなんとなくわかるが、頭声主体から胸声主体の発生に変わるにあたって"声帯周辺の筋群の均衡が急変"するという部分。探し方が悪いのかもしれないが、どの筋肉がどう変化するのかという情報がなかなかない。まぁあったとしても理解できないかもしれない。
 
第二次性徴以降、ホルモンの分泌か何かで声帯周辺の筋肉バランスが崩れて元々のフォルマントを失って、今までの声の出し方だと変な声になるから出し方を変え(頭声主体→胸声主体?)、その影響で高音を扱う部分を使わなくなるために輪状甲状筋とかが次第に衰えて男声になっていく・・・てな感じなんだろうか。
情報求む。
既知の事実であったりそうでなかったり。
一年ほど前、僕が女声を練習し始めた頃の話です。

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